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【ビジネスの裏側】気分は高級旅館・料亭 パナソニックの民泊戦略

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【ビジネスの裏側】
気分は高級旅館・料亭 パナソニックの民泊戦略

パナソニックの「民泊リフォーム」展示スペース=大阪市 パナソニックの「民泊リフォーム」展示スペース=大阪市

 パナソニックが一般住宅を宿泊施設として活用する「民泊」の普及をにらみ、和風の住宅設備を活用した“民泊リフォーム”事業に乗り出した。関西では空き家の活用支援や通信サービスなどで、民泊ビジネスに乗り出す企業が相次いでいる。パナソニックは、住宅リフォーム事業の新たな収益源になるとみている。(橋本亮)

古民家を再現

 JR大阪駅北側の複合商業施設「グランフロント大阪」内のショールーム「パナソニックセンター大阪」に昨年12月、ひときわ目を引くスペースが登場した。

 古民家を再現したスペースで、美しく黒ずんだ柱やはりと、しっくい調の紅白の壁がコントラストを織りなす。民泊施設としてリフォームした住宅をイメージしたものだ。

 和風仕様の側板を選べるようにしたシステムキッチンや障子付きの収納棚、正座が苦手な外国人向けに椅子として利用できる畳コーナー収納「畳が丘」などを展示。高級な和風旅館か、日本料理店にでも入ったような錯覚に陥る。

 「民泊スペースは好評ですね」と話すのは、パナソニックセンター大阪企画課主務の枡田卓史氏。「民泊に興味を持っている人たちだけではなく、旅館、飲食関係者の見学希望も多い。民泊への関心が徐々に高まっている」と説明する。

 受注は増加傾向にあるといい、民泊施設を開業するのに必要な手続きや現状などを専門家が解説する定期開催の「民泊セミナー」は、有料ながら、すぐに満席になるほどの人気だ。

 「定年退職後に趣味や語学力を生かして訪日客をもてなしたい、田舎での暮らしを求めるシニア層が増えていることなどが背景にある」(枡田氏)という。

 セミナーでは、古民家のオーナーと民泊関連サービス業者らとのマッチング事業などを手がける若手経営者らの参加も増えつつある。

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