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関電、電力販売量で3位転落 中部電に抜かれ 2年連続の黒字も 社長、再稼働「慎重に進める」

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関電、電力販売量で3位転落 中部電に抜かれ 2年連続の黒字も 社長、再稼働「慎重に進める」

定例会見にのぞむ関西電力の岩根茂樹社長(右) =28日午後、大阪市北区(柿平博文撮影) 定例会見にのぞむ関西電力の岩根茂樹社長(右) =28日午後、大阪市北区(柿平博文撮影)

 関西電力が28日発表した平成29年3月期連結決算は売上高は前期比7・2%減の3兆113億円、最終利益はほぼ横ばいの1407億円となり、2年連続の黒字になった。前期に続き燃料価格の下落で火力燃料費が抑制されたが、販売電力量は昨年4月に始まった電力小売りの全面自由化の影響で、家庭向けで72万件超、企業向けでも顧客離脱が進み、同4・7%減の1215億キロワット時で、中部電力(1218億キロワット時)を通期として初めて下回った。首位は東京電力エナジーパートナーで、関電は業界3位に転落した。

 関電は今月25日、地元自治体に報告を終え、高浜原発3、4号機(福井県)を来月中旬から順次再稼働する予定。28日正午には4号機で核燃料を原子炉に入れる燃料装荷を開始。ただ今期の決算見通しは、現時点で実際に再稼働に至っていないことから未定とした。

 同日、記者会見に出席した岩根茂樹社長は再稼働に向け「緊張感をもって慎重に作業を進める」と強調。その上で、改めて高浜3、4号機が営業運転した後に「できるだけ早く値下げをする」と述べた。値下げは夏頃の見通しで、値下げ幅は今後、原発再稼働による火力燃料費の減少分などを材料に算定し、数%程度になるとみられる。

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