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「ネットの電話帳」プライバシー侵害で削除命令…京都地裁

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「ネットの電話帳」プライバシー侵害で削除命令…京都地裁

 NTTの電話帳に掲載された氏名や住所、電話番号をインターネットサイト「ネットの電話帳」で無断公開されてプライバシーが侵害されたとして、京都市の男性がサイト運営者の神奈川県の男性に情報の削除と慰謝料など60万円の賠償を求めた訴訟の判決が京都地裁であり、伊藤由紀子裁判長は運営者に情報の削除と5万5千円の支払いを命じた。

 伊藤裁判長は判決理由で「ネットで情報が公開されると際限なく複製が可能で、いつまでも閲覧でき、配布先が限定されている紙媒体と異なる」とネットの特性を指摘。その上で「男性が(ネットの)掲載に同意したとはいえない。氏名と結びつけられた住所や電話番号のネット公開は、私生活の平穏を侵害される危険性がある」などとして削除を命じた。

 判決によると、サイトは過去にNTTが発行した電話帳の情報に基づき、個人の氏名や住所、電話番号を掲載。原告の男性は平成27年8月に情報の削除を求めたが拒否され、掲載が続いていた。

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