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今年も産卵 宇治川の鵜飼、有精卵は8個確認

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今年も産卵 宇治川の鵜飼、有精卵は8個確認

検卵で8個が有精卵と確認された 検卵で8個が有精卵と確認された

 「宇治川の鵜飼(うかい)」(京都府宇治市)の海鵜(うみう)が今年も産卵した。4年連続の産卵となり、25日までに計18個の卵が採取された。同日には宇治市観光センターで「検卵」も行われ、計8個が孵化(ふか)の可能性がある有精卵であることが判明し、今年もヒナの誕生が期待されている。

 平成26年に全国初の人工孵化での誕生となった「うみうのウッティー」の親のペアなど、計4組のペアが4月7日以降に次々と産卵。うち2組は新たなペアで、今年初めて産卵した。

 検卵では、判定が可能とみられる日数が経過している13個の卵を、獣医師がライトで光を当てて検査。その結果、うち8個が有精卵であることが判明した。判定で不明だった卵や今後検査する卵もあり、有精卵が増える可能性がある。今年は従来の鵜小屋が増築されたことから、環境変化に伴う産卵の行方も心配されたが、ペアも増える結果となった。

 昨年は計13個の産卵で10個が有精卵。5羽が孵化したものの、未成熟などで3羽が死んだ。このため今年は孵卵器の温度を低く設定するなどして、卵の中でより長く成長させる方針。1日2回、孵卵器から卵を出して卵の中の空気を入れ替えるなどしながら慎重に管理しており、早ければ連休中に孵化する可能性もあるという。

 鵜匠(うしょう)の沢木万理子さんは、「今年は新たなつがいも産卵してくれた。1羽でも多く健康なヒナが誕生することを願っています」と話していた。

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