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兵庫県議の政活費、6人分1480万円「違法」 神戸地裁、県議会事務局に返還請求命じる

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兵庫県議の政活費、6人分1480万円「違法」 神戸地裁、県議会事務局に返還請求命じる

 兵庫県議会の平成23~25年度の政務活動費(政活費)をめぐり、違法な支出があったとして、市民団体のメンバーが県議会事務局長を相手取り、県議と元県議の計7人に計約2350万円を返還させるよう求めた住民訴訟の判決が25日、神戸地裁であった。山口浩司裁判長は一部を違法な支出と認め、6人に対して計約1480万円(1人当たり約5万~約430万円)を返還させるよう事務局長に命じる判決を言い渡した。

 山口裁判長は判決理由で、政活費の違法性を判断する前提として、支出内容に疑義が生じた際には「県や議員が疑義を覆すに足りる立証をしない限り、使途基準に違反したと認められる」との解釈を示した。

 その上で、7人の支出の妥当性を個別に検討。大量購入した切手を年度内に使い切らなかったり、後援会や選挙活動にかかわる人件費を計上したりした6人の支出の一部を違法とした。

 一方、切手を購入した証明書類を変造して12万円を違法に支出したとされた1人については、「変造は認められない」として原告側の請求を棄却した。

 判決では、324万円分の切手を購入したのに「使用を裏付ける的確な証拠がない」ケースや、人件費支出の証拠として提出された勤務表に存在しない「4月31日」の日付が記載されたケースも指摘された。

 県議会事務局は「主張の一部が認められなかったが、判決文を精査し対応したい」としている。

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