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真宗大谷派、残業代未払い 違法な労使覚書を40年超締結「職員に甘えていた」

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真宗大谷派、残業代未払い 違法な労使覚書を40年超締結「職員に甘えていた」

40年以上にわたり職員への残業代が支払われていなかった東本願寺境内の同朋会館=京都市下京区 40年以上にわたり職員への残業代が支払われていなかった東本願寺境内の同朋会館=京都市下京区

 覚書の有効期限は翌49年2月までとされたが、大谷派は年3回のペースで期限を延ばし、43年間余りにわたって違法な覚書を更新。現状は6月末まで延長されている。

 個人加盟できる別の労組「きょうとユニオン」に加盟した元補導の男性(38)が、未払い残業代の支給を求めて団体交渉をする過程で発覚。大谷派は男性に2年5カ月分として335万円、別の退職者にも321万円を支払った。

 それ以外の補導には昨年1月以降、月23時間の固定残業代として月3万3千円を支給しているが、23時間を超えた残業については残業代を払っていない。

 大谷派の下野真人総務部長は「職員の前向きで自主的な姿勢に甘えていた」と非を認めた上で「ほかの対象者の未払い分についてもきちんと対応したい」と話している。

「信仰心を盾に取られた」 大谷派残業代未払いで元職員が証言…パワハラ、雇い止めの疑いも

「信仰心を盾に取られ、長時間のサービス残業を強いられた」「いつ死者が出てもおかしくない職場だった」。真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)が一部の職種に40年以上にわたり残業代を支払ってこなかった問題で、元職員の男性(38)はこう証言した。サービス残業は社会問題になった過労死・過労自殺の温床といわれており、宗教法人としての意識が問われている。

「『信仰心ないから残業代を請求』と言われ方…こたえた…」

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