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【関西の議論】「無法地帯だな」 中国人も欧米人もこぞって古都〝花見狂騒曲〟…恒例の夜桜ライトアップが中止に

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【関西の議論】
「無法地帯だな」 中国人も欧米人もこぞって古都〝花見狂騒曲〟…恒例の夜桜ライトアップが中止に

花見客で混雑する「祇園白川」。外国人を中心とする観光客の急増に伴う安全面やマナー違反への懸念から、夜桜観賞の恒例行事「祇園白川さくらライトアップ」が今春、中止になった=京都市東山区 花見客で混雑する「祇園白川」。外国人を中心とする観光客の急増に伴う安全面やマナー違反への懸念から、夜桜観賞の恒例行事「祇園白川さくらライトアップ」が今春、中止になった=京都市東山区

「ここは日本じゃない」

 自分たちの世界に入り、周りが見えなくなっていたのは、こうしたカップルだけではない。

 団体ツアーらしき欧米人らの一行。一眼レフカメラで桜の撮影に夢中で、きれいに手入れされた植え込みに足を突っ込んでいることに気がついていない。

 カメラを構えるため、手に持っていた飲料の缶やごみをその辺に置き、そのまま忘れて立ち去る人もいる。白川にかかる巽橋では、立ち止まって撮影する人たちが滞留し、渡ることもままならない。

 「無法地帯だな」。ある日本人観光客がぽつりとつぶやくと、夫婦で観光に訪れたという名古屋市の女性(31)は「海外にいるような感覚になる。ここは日本じゃない気がしてきた」と苦笑いした。

 日が傾き始めても人波が途絶えることはない。

 「プップー!」

 けたたましい車のクラクションとともに、道の真ん中で桜を眺めていた女性が慌てて路肩に寄った。だが、車が通りすぎると、また観光客らは道に広がり始める。

 こうした中には日本人の観光客も、もちろんいる。タクシー運転手の男性(60)は「まるで歩行者天国のようだ」とあきらめ顔だ。

春の風物詩、事故の恐れも

 「こんないい場所で、何でライトアップをやらないんだろう」。巽橋からスマートフォンで桜を撮影していた日本人男性が知人に尋ねていた。やらないのではなくて中止に追い込まれていたのだった。

 祇園白川一帯では、京都市が平成2(1990)年から、白川南通り(川端通り~辰巳神社)沿いの約220メートルで桜約40本の夜間ライトアップを始めた。

地元の人々コツコツと積み上げた景観…ところが

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