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【西論】日本遺産めざして 「楠公さん(楠木正成)」を再び全国区に

 昨年3月からの連載開始に時期を同じくして、父子ゆかりの地を日本遺産にしようとする動きが、大阪府河内長野市を中心にした大阪、兵庫の6市町村で始まった。日本遺産とは、日本文化の国内外への発信を目的に文化庁が認定するもので、そこへの申請は、父子を日本を代表する歴史上の人物と考えたことを意味する。

 「父子の集客力、そして教育力は全国どこと比べても負けない値打ちがある」

 河内長野市の島田智明市長はそう話す。集客力とは、日本遺産が地域活性化も目的に掲げる制度だということを踏まえた文言。教育力という言葉には、正成が「寄手塚」「身方塚」をつくり、戦没者を敵味方の区別無く手厚く葬ったことを念頭に、現代人に博愛精神などを伝える教材になり得るという強い思いがある。正成の博愛精神は見事に正行に引き継がれ、正行は成人後、大坂・大川で溺れた敵兵500人を救出する「義戦」を行った。こうした「点」を結びつけて日本の遺産として整備しようとする認定申請は、戦後日本の忘れものを思い出し、取り戻すきっかけにもなるだろう。

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