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【熊本地震1年】庭でトイレ、ペットボトルの水で体洗い…27歳女性が体験漫画をネットで公開 登場人物はすべて猫、糸井重里さん評価

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【熊本地震1年】
庭でトイレ、ペットボトルの水で体洗い…27歳女性が体験漫画をネットで公開 登場人物はすべて猫、糸井重里さん評価

宮脇さんが描いた「ネココの熊本地震日記」。本震の恐怖を描き出す 宮脇さんが描いた「ネココの熊本地震日記」。本震の恐怖を描き出す

 熊本地震で被災した女性が、震災直後の生活を描いた漫画をインターネット上で公開し、話題を呼んでいる。作者は熊本県西原村のアルバイト、宮脇理子さん(27)。車中泊や自宅の庭でのトイレ体験など被災体験を、自らの日記を頼りに再現した。防災教育への活用などを視野に冊子化も進めており、「多くの人に役立つことができれば」と話している。(細田裕也)

 作品は「ネココの熊本地震日記」。宮脇さんら家族の被災体験がモデルで、余震が続く昨年4月下旬から残していた日記をもとに描き始めた。多くの読者に感情移入してもらうため、すべての登場人物は動物のネコに置き換えている。

 宮脇さんは20歳ごろから本格的に漫画を描き始め、少年誌の新人賞に選ばれた実績もあるが、災害をテーマにしたのは初めて。「特別な経験を形として世の中に残したかった」という。

 《西原村に住む我が家が味わった現実を記録したものである》。約60ページにわたる漫画は、この言葉で始まる。《これ以上強い地震なんてない》。4月14日の前震後、安心して眠りについていた主人公「ネココ」を16日未明、本震が襲う。1週間に及ぶ車中泊生活。断続的な余震でも車の中にいれば恐怖が少し和らぎ、普段はかかわりがない近所の人と会話する機会が増えたことなどを描いた。

 重点的に描写したのは日常生活への影響だ。長引いた断水のため、自宅のトイレや風呂は使用不能に。自宅の庭に掘った穴をトイレとして使用したこと、ペットボトルの水で体を洗ったことなどを克明に描き、地震が起きるまでの「当たり前」が、いかにもろい存在だったのかを伝えた。

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