産経WEST

毒入り餌でマングース駆除-ハブ退治のため持ち込みも…農作物被害 奄美大島で開始

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


毒入り餌でマングース駆除-ハブ退治のため持ち込みも…農作物被害 奄美大島で開始

ハブの天敵マングース ハブの天敵マングース

 環境省は11日、鹿児島・奄美大島に生息する外来種のマングース駆除を強化するため、毒の入った餌を使った「化学的防除」作業を開始した。マングースを対象にした同様の手法は米・ハワイで試験的に行われた例はあるが、本格的に実施されるのは世界初という。

 マングースを駆除しきれておらず、捕獲が難しい島西部が対象。期間は5月末ごろまでを予定している。この日は野ネズミ駆除用の薬剤と同じ成分が入った餌を3個ずつ、67カ所に設置した。今後は設置期間、休止期間を交互に繰り返す。

 センサーカメラや担当者の巡回により、マングースが餌を食べているかなど効果を確認する。

 マングースはハブ退治のため奄美大島に1970年代後半に持ち込まれたが、その後増加して島内の希少な動物や農作物に被害が多発。12年前に始まった駆除事業では当初、年約3千匹が捕獲されていたが、その後捕獲数が年々減少。昨年度は過去最少の27匹にとどまった。

 島内には依然50匹程度が生存しているとみられており、岩本千鶴自然保護官は「新しい手法の効果を検証し、今後に生かしたい」と話している。

「産経WEST」のランキング