産経WEST

【山陰の議論】韓国で塩酸入りポリタンク違法投棄か 日本海沿岸に6000個漂着で大迷惑

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【山陰の議論】
韓国で塩酸入りポリタンク違法投棄か 日本海沿岸に6000個漂着で大迷惑

島根県益田市の日本海沿岸に漂着した大量のポリタンク(県提供) 島根県益田市の日本海沿岸に漂着した大量のポリタンク(県提供)

 その後も、ポリタンクの漂着は連日途絶えず、発見場所も拡大し続けた。特別な監視態勢を取っていた3月21日までに、9市町で2916個を回収。このうち、629個に内容物が見つかり、強酸性、強アルカリ性の液体も確認された。

 隣の鳥取県でも2月22日から3月3日までに431個が回収され、内容物が塩酸と確認されたものもあった。

日本海は特異な海域

 ポリタンクの漂着は山陰の両県を含む10道府県に及び、その数は3月15日までで6134個に上った。だが、なぜ島根県への漂着が突出して多かったのか。

 「島根県は、日本海の特殊性と季節的な要因の影響を強く受けている」。こう説明するのは、漂着物に詳しい島根大生物資源科学部の秋吉英雄准教授だ。

 秋吉准教授によると、日本海は海水の出入り口が間宮海峡、宗谷海峡、津軽海峡、対馬海峡の狭くて浅い4つの海峡しかない一方で、大陸と日本列島に囲まれた部分は、陸地の縁に当たる「縁海(えんかい)」ながら、水深3500メートルの日本海盆が広がる。

 こうした地形的条件が生み出す特殊な海面の動きに加え、冬季に大陸から日本列島に向かって吹く北西風などが絡み合って、大陸方面からの投棄物が島根県の長大な海岸線を直撃しやすいという。

ポリタンクに企業名

 「夏は対馬海流の影響で中国やベトナムから、冬はリマン海流などの影響でロシアや朝鮮半島からのごみが増える」と秋吉准教授。

 「ただ、ポリタンクの大量漂着は、今に始まったことではない」といい、環境省も平成18年度から日本海沿岸への廃ポリタンクの漂着状況を調査。近年では23年度に9723個、24年度に5547個、26年度は1万4465個を確認している。

続きを読む

このニュースの写真

  • 韓国で塩酸入りポリタンク違法投棄か 日本海沿岸に6000個漂着で大迷惑
  • 韓国で塩酸入りポリタンク違法投棄か 日本海沿岸に6000個漂着で大迷惑
  • 韓国で塩酸入りポリタンク違法投棄か 日本海沿岸に6000個漂着で大迷惑
  • 韓国で塩酸入りポリタンク違法投棄か 日本海沿岸に6000個漂着で大迷惑

関連トピックス

「産経WEST」のランキング