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【衝撃事件の核心】笑顔のプチ同窓会に潜んでいた「殺意のワナ」 西成・准看護師殺害事件「目的は偽りの身分とカネ」

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【衝撃事件の核心】
笑顔のプチ同窓会に潜んでいた「殺意のワナ」 西成・准看護師殺害事件「目的は偽りの身分とカネ」

平成26年2月、岡田里香さん(右から2人目)がフェイスブックに投稿した写真。集まった同級生の中にはオーイシ・ケティ・ユリ被告(左奥)もいた(フェイスブックから) 平成26年2月、岡田里香さん(右から2人目)がフェイスブックに投稿した写真。集まった同級生の中にはオーイシ・ケティ・ユリ被告(左奥)もいた(フェイスブックから)

 「葛藤していた。ズルズルと時間だけが過ぎていった。朝が来て焦ってきた」と振り返るオーイシ被告。約束もないまま自宅を訪れ、帰ろうとしないオーイシ被告に対し岡田さんはいらだちを募らせ、「ええかげんにしてよ。帰って」と立ち上がったときだった。

 「横に置いていたかばんの中からナイフを取りだし、岡田さんの腹部目がけて体ごとぶつかるようにして刺した。その後のことは覚えていないが、何回も何回も刺した」(オーイシ被告)

 殺害直後の行動を「記憶にない」と説明しているが、捜査関係者によると、岡田さんの自宅には血を拭き取ったような跡があった。凶器とみられるナイフも血液反応がわずかで、隠蔽工作を重ねていたとみられる。

 オーイシ被告は、ホームセンターで購入した段ボールや緩衝材で遺体を梱包。当時住んでいた八王子市のマンションに「人形」として発送した。

涙ぐみ「申し訳ない」

 岡田さんを殺害し、健康保険証やクレジットカードを奪ったオーイシ被告は、健康保険証を使って取得した戸籍謄本をパスポートセンターに提出し、同年4月3日に岡田さん名義の旅券を受け取った。

 その後、上海に出国するまでに、健康保険証を悪用して岡田さん名義のクレジットカードを新たに6枚作り、ホテルの宿泊代や服の購入などに使っていた。当時、数百万円の借金があり、不法残留に加え、金銭面も逼迫(ひっぱく)していた。

 約2年8カ月にわたり中国で身柄拘束された末に日本に戻り、当時の状況を詳細に明かしたオーイシ被告。当初の否認を重ねる態度は一変し、最後は取り調べの中で「申し訳ないことをした気持ちで一杯で、色々な人に迷惑をかけて悲しい思いをさせた」と涙ぐむこともあったという。

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