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【衝撃事件の核心】笑顔のプチ同窓会に潜んでいた「殺意のワナ」 西成・准看護師殺害事件「目的は偽りの身分とカネ」

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【衝撃事件の核心】
笑顔のプチ同窓会に潜んでいた「殺意のワナ」 西成・准看護師殺害事件「目的は偽りの身分とカネ」

平成26年2月、岡田里香さん(右から2人目)がフェイスブックに投稿した写真。集まった同級生の中にはオーイシ・ケティ・ユリ被告(左奥)もいた(フェイスブックから) 平成26年2月、岡田里香さん(右から2人目)がフェイスブックに投稿した写真。集まった同級生の中にはオーイシ・ケティ・ユリ被告(左奥)もいた(フェイスブックから)

 オーイシ被告がブラジルから日本に入国したのは16年秋。在留資格は「定住者」で、3年間の期限だった。19年秋に期限が切れるため、在留期限が制限されない「永住者」への資格変更を申請したが許可されなかった。それ以降、定住者としての資格更新もせず、不法残留の状態となっていたのだ。

 正規の手段では日本から出国できず、外国人が旅券を偽造したとのニュースを見て「身分は他人で、顔写真だけ自分にして偽造すればいい」と思い至った。

 偽りの身分となりうる人物を探すため、フェイスブックなどのSNSを通じて友人の情報を収集。海外旅行や留学経験がある友人はすでに旅券を所持しているため除外し、さらに家族と同居している場合も襲うのが難しいため候補から外した。

 その結果、条件が一致したのが岡田さんだった。

同窓会「漠然と殺そうと…」

 オーイシ被告の悪意に気付くはずもない岡田さん。殺害される約3カ月前の26年1月初め、無料通信アプリ「LINE(ライン)」に《東京に住んでいる中学校の同級生からメッセージが来た》と、久しぶりの連絡を喜ぶような書き込みをしていた。

 さらに翌2月1日には、フェイスブックに《今日は夕方から小学校の同級生と会うよー。10年ぶりぐらいかな》と記載。居酒屋で4人で食事をする「プチ同窓会」の写真がアップされ、その中にオーイシ被告の姿があった。

 懐かしいメンバーが集まった同窓会。オーイシ被告は、この日について「漠然と岡田さんを『殺そう』と考えていたが、どうやって殺害するか思いついていなかった」と供述している。

 岡田さんの自宅に泊まり、翌日東京に戻ったオーイシ被告は1カ月半余りを経て、殺意をより強固にして再び岡田さんに接触する。同年3月21日夜、ホームセンターでナイフを買い、かばんに忍ばせて岡田さんの自宅へ押しかけた。

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