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【衝撃事件の核心】笑顔のプチ同窓会に潜んでいた「殺意のワナ」 西成・准看護師殺害事件「目的は偽りの身分とカネ」

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【衝撃事件の核心】
笑顔のプチ同窓会に潜んでいた「殺意のワナ」 西成・准看護師殺害事件「目的は偽りの身分とカネ」

平成26年2月、岡田里香さん(右から2人目)がフェイスブックに投稿した写真。集まった同級生の中にはオーイシ・ケティ・ユリ被告(左奥)もいた(フェイスブックから) 平成26年2月、岡田里香さん(右から2人目)がフェイスブックに投稿した写真。集まった同級生の中にはオーイシ・ケティ・ユリ被告(左奥)もいた(フェイスブックから)

 府警は外交ルートを通じて身柄の引き渡しを求めた結果、出頭から約2年8カ月後の今年1月25日、ようやく日本に身柄が移された。

 大阪府警はまず、身柄引き渡しとともに岡田さん名義のクレジットカードを不正使用したとする詐欺容疑などでオーイシ被告を逮捕。その後、3月3日に強盗殺人容疑で再逮捕し、事件の真相解明を進めた。

19年秋以降は不法残留

 捜査の鍵を握ったのはオーイシ被告の供述だった。

 ある捜査関係者は、正式に身柄引き渡しが決まった際、「中国に身柄引き渡しを求めた時点で、起訴するだけの証拠は十分そろっている。オーイシ被告が関与したことは間違いないが、本人が口を開かなければ、実際に何が起きていたのか分からない」と語っていた。

 取り調べは難航した。詐欺容疑で逮捕された当初、オーイシ被告は「何も話すことはない」と供述。しばらく否認を続けたが、次第に態度は揺れ動いた。強盗殺人容疑での再逮捕後、ようやく自身の半生から岡田さんを殺害した経緯を明かした。

 ブラジル生まれで、小中学校は日本で過ごしたものの、高校の途中でブラジルへ。20歳のときに再び日本に戻ると、しばらくして八王市内のマンションで大学院生だった中国籍の女性とルームシェアを始めた。

 転機となったのは25年秋。中国籍の女性が翌春から上海の日系企業で就職することが決まったのだ。この頃から「中国の大学に行って広告の勉強をし、広告関係の仕事に就きたい」と考えるようになった。

 ところが、中国へ行くには大きな障壁があった。

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