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日本最長級297メートルつり橋で初の結婚式 高さは57メートル移住者の2人、中央部で指輪

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日本最長級297メートルつり橋で初の結婚式 高さは57メートル移住者の2人、中央部で指輪

結婚式は移住してきた新郎新婦のために住民が企画したという=7日午前、奈良県十津川村(彦野公太朗撮影) 結婚式は移住してきた新郎新婦のために住民が企画したという=7日午前、奈良県十津川村(彦野公太朗撮影)

 奈良県十津川村谷瀬にある日本一長い生活用鉄線橋「谷瀬のつり橋」(全長297メートル、高さ54メートル)で7日、村外から移住した新郎新婦のために住民が企画した結婚式が行われた。昭和29年に住民も出資して造られた橋は現在、年間約10万人が訪れる観光名所だが、結婚式が行われるのは初めて。30分間「通行止め」にされ村民ら約50人が見守る中、2人は手を取り合って橋を渡った。(石橋明日佳)

 挙式したのは、同県生駒市出身の黒岩大朗(たろう)さん(35)と、大阪市阿倍野区出身の妻、良子さん(34)。社寺賄いとして十津川村の神社で働き始めたのを機に、平成26年10月に移住した大朗さんと、化粧品会社で10年間、スキンケアアドバイザーとして働いてきた良子さんが出会ったのは27年7月。良子さんが友人と観光で初めて村を訪ねたときだった。

 さまざまな仕事を経験した末、村での暮らしを選んだ大朗さん。一方、大阪市で生まれ育った良子さんは「田舎暮らし」にあこがれがあり、初訪問で十津川村に一目惚れ。「人間らしい暮らしをしたい」と退職し、28年3月に移住した。

 村は23年9月の紀伊半島豪雨で山間部の道路が崩落し、孤立する集落が相次いだ。人口減少にも拍車がかかり、谷瀬地区では「村おこしに地酒を造ろう」と、27年から酒米づくりを地区ぐるみで開始。大朗さんも休耕田を借りて参加し、翌年完成した地酒「谷瀬」は、良子さんが手伝うようになった「つり橋茶屋」で販売された。

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