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下鴨神社と金峯山寺本堂の液体被害「修繕が必要」と文化庁

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下鴨神社と金峯山寺本堂の液体被害「修繕が必要」と文化庁

 文化庁は3日、建物に液体のようなものが掛けられているのが見つかった世界遺産の下鴨神社(京都市左京区)と国宝の金峯山寺本堂(奈良県吉野町)の被害状況を調査し、「修繕が必要」との見方を示した。

 下鴨神社では「舞殿」などの重要文化財の建物を含む26カ所で液体のようなものがまかれた跡が見つかり、金峯山寺本堂「蔵王堂」でも正面扉板と縁板に染みが4カ所付着していた。

 平成27年に全国の寺社で油のような液体がまかれる事件が相次いで発生し、金峯山寺も被害を受けた。

 また那覇市にある世界遺産の首里城でも「守礼門」など3つの建築物と鐘のレプリカに液体のようなものが付着しているのが見つかり、施設の管理者が3日、沖縄県警に通報した。

 金峯山寺で被害の確認を終えた黒坂貴裕文化財調査官は報道陣に「事件が繰り返されて残念だ。被害は小さいとはいえない。調査結果を踏まえ、効果的な防犯対策に努めたい」と話した。文化庁は今後、液体の成分を分析し、修繕方法を検討する方針という。

 京都府警と奈良県警は文化財保護法違反の疑いで、一連の被害の関連性について調べている。

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