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「外因死」遺族に独自ケア 滋賀医科大が窓口、警察へ説明要求

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「外因死」遺族に独自ケア 滋賀医科大が窓口、警察へ説明要求

「外因死」した人の遺族の相談窓口を設ける滋賀医大の一杉正仁教授 「外因死」した人の遺族の相談窓口を設ける滋賀医大の一杉正仁教授

 犯罪で家族を失った遺族だけでなく、事故や自殺なども含めて「外因死」した人の遺族からの「亡くなった原因を知りたい」という願いをかなえることで心理的ケアを行う取り組みを、滋賀医科大学(大津市瀬田月輪町)の一杉正仁教授らがスタートさせた。遺族への踏み込んだ対応を実施するよう、一杉教授らから警察や検案医へ求めていく、全国的にも極めて異例の取り組みだ。

 具体的には、学内に窓口を設けて大学スタッフが相談を受け付ける。その上で遺族へ詳しい死因の説明などが必要だと判断した場合は、警察や検案医に対応するよう、大学側が求めていく。また心のケアが必要な場合にも、滋賀県内の関係機関につないでいく。

 一杉教授は「突然家族を失った遺族は、死を受け入れられなかったり、『なぜ助けられなかったのか』という自責の念に駆られたりする。納得いくように死因を伝えることが、グリーフ(悲嘆)ケアにつながる」と説明する。

 司法解剖などの経験も多い一杉教授によると、外因死で家族を失った遺族は、警察や医師から死因などについて納得のいく説明が得られていないケースが多いという。説明を求めても、「必要ない」などと断られる場面を見たこともあるという。

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