産経WEST

全国初、薬物使用の未成年に治療費 京都府警

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


全国初、薬物使用の未成年に治療費 京都府警

 京都府警は4月から、薬物事件で摘発した未成年者について、治療のための専門医療機関を紹介し、初診料を一部負担する取り組みを始める。29日、薬物依存治療に実績のある府立洛南病院(同府宇治市)との間で協定を結んだ。早期の適切な治療で薬物依存や再犯を防ぐ狙いで、全国で初の取り組みという。

 府警に薬物事件で摘発され、不処分や保護観察処分となった府在住の未成年者が対象。保護者の同意を得た上で同病院での治療を紹介し、その際、初診料の一部(約3500円)を公費で負担する。約30人を見込み、京都府の新年度当初予算に約18万円が盛り込まれた。

 府警によると、平成28年に府内で薬物事件で摘発された未成年者は前年より14人増えて31人。中でも大麻に絡んで摘発されたのは中高生を含む25人(前年比14人増)で、全国ワースト3だった。

 こうした深刻な状況に加え、薬物事件は再犯率も高いため、府警は病院と連携した治療・回復による根本的な対策が必要と判断し、制度の導入を決めた。府警は「病院と連携し、薬物依存からの早期脱却を目指したい」としている。

「産経WEST」のランキング