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【衝撃事件の核心】「モデル満足度No.1」は真っ赤なウソ? ギャラ半額超は中抜き…AV女優〝搾取〟の実態 芸能人への転身は一握り

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【衝撃事件の核心】
「モデル満足度No.1」は真っ赤なウソ? ギャラ半額超は中抜き…AV女優〝搾取〟の実態 芸能人への転身は一握り

被害者の女性がアダルトビデオ(AV)に出演したときの出演料の流れ。業界の〝搾取〟の一端が明らかになった 被害者の女性がアダルトビデオ(AV)に出演したときの出演料の流れ。業界の〝搾取〟の一端が明らかになった

下積みで脇役15本

 「風俗の仕事を紹介するよ」。昨年7月ごろ、大阪・ミナミの路上で絆グループのスカウトが20代女性に話しかけた。“夜の仕事”の経験があった女性は「他の仕事はないの?」と逆に尋ね、AVの仕事があることを知ると興味を示した。

 スカウトの男は、DIX社のAV部門責任者に「AVをやりたい女性がいる。東京のプロダクションと調整してほしい」と相談。その後、女性を連れてAV女優約50人が所属する大手プロダクションに足を運んだが、「女優の数は足りている」と断られ、系列のクローネを紹介された。

 女性はクローネの自社寮に入り、翌8~10月のわずか3カ月間で15本のAVに出演。下積みともいえる脇役を重ね、ようやく主演した作品は女性がアナウンサーにふんしたものだった。この作品を撮影した制作会社は、35万円の出演料を支払っていたが、女性の取り分は半額以下の15万円に過ぎなかった。クローネとDIX社が10万円ずつ抜き取り、さらにDIX社から絆グループへ2万円、絆のスカウトには5万円が渡っていたのだ。

 文字通り体を張り、顔が世間にさらされるなど多くのリスクを背負ってのAV出演。それだけに、高額のギャラや芸能界入りの道が開くといった「夢」を描く女性は多いという。ただ、捜査関係者は「今回の被害女性も多くの金が稼げると思っていたようだが、あてが外れたようだ」と話す。

弁護士と相談「逃げ道」

 捜査関係者によると、クローネの社長らは書類送検されるまで、府警から何度も任意の取り調べを受けたが、容疑を認めようとしなかった。「クローネは労働者派遣法に抵触しないよう、事前に弁護士に相談して逃げ道をつくっていた」と捜査関係者は苦々しい表情で語る。

当初、捜査に協力的な姿勢を見せていた女性の態度が一変「何らかの圧力がかかったのか…」

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