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【名古屋大元女子大生殺人】自らの殺人衝動に戸惑いも… 被害者ら「謝罪や反省はなく、人ごとのよう」

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【名古屋大元女子大生殺人】
自らの殺人衝動に戸惑いも… 被害者ら「謝罪や反省はなく、人ごとのよう」

起訴内容について認否を答える名古屋大の元女子学生(イラスト・田村角) 起訴内容について認否を答える名古屋大の元女子学生(イラスト・田村角)

 「今でも人を殺したい気持ちが湧き上がってくる」。2カ月余りに及んだ審理で元女子学生(21)はもう事件は起こしたくないとしつつ、殺人衝動をコントロールできず戸惑う心情を吐露していた。遺族や被害者からは「謝罪や反省はなく、人ごとのようだ」と憤りの言葉も漏れた。

 元女子学生には他人に共感できない発達障害があるとされる。公判では「個人がかけがえないという感覚があまりない」と述べ、殺害した無職、森外茂子さん=当時(77)=について「生物学的な“ヒト”として実験対象のように捉えていた」と証言。勾留中に付けていた日記には「人はコンピューターよりも複雑なだけで修理可能じゃないか」とも記していた。

 元女子学生の証言などによると、元女子学生は小学3、4年生のころには人の死に強い恐怖を感じていた。5、6年生になるとギロチンや絞首台の絵を毎日のように描くようになり、死への関心を深めていった。中学時代に母親から神戸の連続児童殺傷事件の話を聞き「人を殺すという手段があることを知った」といい、猟奇的な殺人事件を調べるようになった。

 殺人衝動の対象は、妹や母親、友人のみならず、検察官や弁護人にも及んだ。現在は投薬治療で以前より落ち着いてはいるものの今でも週に1、2回は人を殺したいとの気持ちが起こる。審理中にも衝動が湧き起こったことがあったという。

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