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警察学校の指導、一部違法 「親に言うとだろう」と叱責 熊本地裁、県に慰謝料命令

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警察学校の指導、一部違法 「親に言うとだろう」と叱責 熊本地裁、県に慰謝料命令

 熊本県警の元警察官の20代男性3人が、警察学校で教官から厳しい言動や退職強要といったパワーハラスメントを受けたとして、県に慰謝料など計約1700万円を求めた訴訟で、熊本地裁は22日、一部の指導に違法性を認めて計約44万円の支払いを命じた。

 一木文智裁判長は判決理由で、教官らが、厳しい指導の中で「親に言うとだろう(言うのだろう)」などと告げ口を冷やかしてあおるような叱責をしたり、授業中に机を教室の隅に移したりしたことを指摘。「必要かつ相当な限度を超えている」として、3人にそれぞれ11万~22万円を支払うよう命じた。

 一方で、3人が辞職したのは、うつ病悪化や試験中の不正行為発覚により、退職勧奨を受けたためと認定。指導と辞職との因果関係を否定した。

 熊本県警監察課の松野光昭次席は「指導に違法行為はなかったと認識しており、判決内容は承服できない。県と協議したうえで、控訴する方針」としている。

 判決によると、3人は平成25年10月に熊本県警の警察学校へ入学したが、半年以内に辞職願を提出して退職した。

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