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センサー組み込んだウエアが熱中症リスクを通知 クラボウや大阪大が開発

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センサー組み込んだウエアが熱中症リスクを通知 クラボウや大阪大が開発

 クラボウは22日、大阪大、信州大、日本気象協会と共同で、センサーを組み込んだウエアで人の生体データを集め、熱中症にかかるリスクを知らせるシステムの開発を始めたと発表した。建設業や運送業など屋外での作業が多い企業向けに平成30年度に商品化し、将来的には野外フェスティバルや32年の東京五輪での活用を目指す。

 クラボウと信州大が心拍数や体の表面温度などのデータを集めるウエア「Smartfit(スマートフィット)」を開発。日本気象協会のデータや地域の緊急搬送情報と照らし合わせ、熱中症にかかるリスクが高まっているか判断するプログラムを大阪大が作る。

 データは近距離無線通信「ブルートゥース」を使って作業者本人のスマートフォンに送られ、クラウドで現場の管理者とも共有。熱中症リスクが高まるとそれぞれに通知し、休憩を取るなどの予防策に役立てる。

 クラボウの担当者は「地球温暖化や高齢者の増加により熱中症予防のニーズが高まっている」と説明。同じ現場で働く数人のデータを集めれば、ウエアを着用していない他の人のリスクも判断できるという。

 今年5月から200人規模で試作品を用いたモニター調査を行う。

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