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【虎のソナタ】ベール脱ぐ糸井に「虎の分水嶺」の夢 思い出すパ・リーグ席巻した近鉄・野茂

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【虎のソナタ】
ベール脱ぐ糸井に「虎の分水嶺」の夢 思い出すパ・リーグ席巻した近鉄・野茂

投手指名練習では秋山らが汗を流した。開幕ローテ争いも佳境だ 投手指名練習では秋山らが汗を流した。開幕ローテ争いも佳境だ

 松登っていう関取を知ってます? 今の琴奨菊みたいな突進相撲で相手をイッキに土俵の外に突き飛ばした…。

 昭和28年の話ですヮ。 ラジオドラマ『君の名は』というのが…いえ、最近の男と女が入れ替わる『君の名は。』ではないです。菊田一夫原作のラジオドラマで、恋人同士がスレ違ってばかりいて…当時はこれが始まると銭湯が空っぽになった…その頃です。

 昭和28年3月9日、大相撲春場所で横綱千代の山は初日は勝ったものの2日目のこの日、松登に不覚をとった。翌10日から二瀬山、清水川、そして若ノ花(初代若乃花。後に栃若時代をつくる名横綱)とアレレの4連敗。28歳の横綱は6日目から休場して…師匠であり、当時の相撲協会理事長だった出羽海親方(元横綱常ノ花)に「横綱返上」を申し出た。よほど思いつめたのである。

 「もう一度、大関から出直したい…」

 親方は驚いた。なだめすかし、説得して、とにかく「横綱返上」だけは引っ込めさせた。

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