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【軍事ワールド】
新たな「陸の主役」機動戦闘車 関西で初公開 戦車にないメリットが続々
陸上自衛隊の“将来の主役”となる16式機動戦闘車が5日、大阪・南港のATC(アジア太平洋トレードセンター)で一般に公開された。関西では初の展示とあって、多くの市民らが訪れた。
次期「陸の主役」
公開は「OSAKA防衛・防災フェスティバル2017」の一環。今回で4回目。前回2015年には配備が始まったばかりの10式戦車が公開されたが、今回は最新装備品の16式機動戦闘車が公開された。
その姿は、従来の装輪装甲車(履帯ではなく車輪で走る装甲車)を平たくし、上に戦車の砲塔をつけている。この独特のスタイルが、次の「陸の主役」となる特徴だ。
防衛省は南西諸島の防衛を念頭に、「統合機動防衛力」の実現を目指している。これは陸海空自衛隊が緊密に連携し、有事の際は速やかに目的地へと展開することを目標とするものだ。
長い日本列島を守るには、あらかじめ膨大な陸上兵力を各地に配置しておくという方法もあるが、現実には予算面などから困難だ。必要な時に、必要な場所へ戦力を集中することが現実的な解決策とされる。そのために必要なのが16式機動戦闘車だ。
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