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【エンタメよもやま話】スマホのデータ見せねば手錠&拘束! 同盟国・日本人も…トランプ氏高笑い、米空港での入国禁止の実態

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【エンタメよもやま話】
スマホのデータ見せねば手錠&拘束! 同盟国・日本人も…トランプ氏高笑い、米空港での入国禁止の実態

米ロサンゼルスの国際空港で不当な調べを受けた米カリフォルニア州アナハイムに住む電子機器販売業のヘイザム・エルシャカウィ氏(34)=2月18日付のAP通信の原稿を引用したカナダのニュースサイト、ザ・スター・ドットコムより 米ロサンゼルスの国際空港で不当な調べを受けた米カリフォルニア州アナハイムに住む電子機器販売業のヘイザム・エルシャカウィ氏(34)=2月18日付のAP通信の原稿を引用したカナダのニュースサイト、ザ・スター・ドットコムより

 無論、こんな不当な調べを受けた人々はまだまだ少数です。米国に入国する人々は1日あたり約100万人ですが、CBPの上級職員がワシントン・タイムズなどに明かしたところによると、こうした調べを受けた人々は1日平均65人いたそうです。

 とはいえ、こうした調べは観光旅行やビジネスでやってきた外国人や新たに移民になる人々だけでなく、市民権を持つ人々やグリーンカード(永住権)を持つ人々、つまり、本来、米国への出入国に制限がない人々まで対象になっていたのです。

 ちなみにこうした調べは2015年だと1日あたり13件、年間でみると計4764件でした。この上級職員は、昨年に行われた2万3877件の調べのうち、どれが犯罪の防止につながったかといった具体例は明かしませんでしたが、調べの内容が児童ポルノ関係からテロ関係に至るまで、怪しいと思われるすべての分野に及んでいたといいます。

 米で最も影響力のあるNGO(非営利団体)のひとつ「米自由人権協会(ACLU)」のメンバーで、言論の自由やテクノロジー関係の問題を担当する弁護士、ネイサン・ウェスラー氏は前述のワシントン・タイムズに「これは大変な増え方だ」と述べ「税関職員や国境警備員は、何となく怪しいという雰囲気や、その日の気分でこういう調べを行うべきではない。実際に、犯罪につながるという確証がない限り、こんな調べは行うべきではない」と怒りました。

 確かにそうですね。そしてACLUの調べによると、2008年10月~2010年6月までに行われたこうした調べは年平均で約3700件でしたが、前述したように2015年には約1000件増の4764件となり、昨年(16年)、突如として、あり得ない激増ぶりを見せたわけです。

 そしてACLUの調べでは、こうした調べを受けた人の約半数は何と米の市民権を持つ人でした。米国民からすれば「よその国の奴ならいざ知らず、なんでワシらまで犯罪者あつかいやねん!」という気持ちが本音なのではないでしょうか。

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