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【京都府立医大疑惑】学長の退任不可避 評議会が解任手続き本格化

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【京都府立医大疑惑】
学長の退任不可避 評議会が解任手続き本格化

京都府立医大病院や京都府立医科大学関連施設に家宅捜査に入る捜査員ら=14日午前、京都市上京区 京都府立医大病院や京都府立医科大学関連施設に家宅捜査に入る捜査員ら=14日午前、京都市上京区

 病気を理由に収監されなかった暴力団幹部について京都府立医大病院(京都市)が検察に虚偽の回答書を提出したとされる事件で、吉川敏一学長(69)に辞職勧告した府立医大の評議会は27日、吉川学長の解任請求に向けた手続きを進める。評議会は同日正午までに辞任する意思があるか返答を求め、応じない場合には強制力がある学長選考会議に解任を請求すると学長側に伝えており、学長の退任は避けられない情勢となっている。

 解任請求が行われれば、強制力のある学長選考会議で審議。ここで委員の過半数が解任に賛成した場合、府立医大を運営する府公立大学法人の理事長に対して解任を申し出て、最終的には理事長が決定する。

 捜査関係者によると、吉川学長は、指定暴力団山口組系淡海(おうみ)一家総長、高山義友希(よしゆき)受刑者(60)と複数回飲食する姿が確認されていた。

 こうしたことを受け、府立医大は、教員の人事などを審議する学内の教育研究評議会(委員19人)を23日に開催。一連の問題で「暴力団組長とのつながりが報道され、道義的責任は重い」などの意見が出て、出席委員14人の全会一致で辞職勧告が決議された。

 これに対し、吉川学長は勧告を受けた24日、弁護士を通じてコメントを発表。「無実である以上、学長を辞任する理由はない」「(幹部とは)特別な関係になく、辞任に値しない」など辞任を否定。選考会議で見解を述べたいとしていた。

 吉川学長は平成23年に就任して2期務め、今春からの再任が決まっていた。

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