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ツキノワグマの生息数、4年で倍増…出没も今年度突出237件も 岡山県

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ツキノワグマの生息数、4年で倍増…出没も今年度突出237件も 岡山県

昨年10月に捕獲されたツキノワグマ(岡山県提供) 昨年10月に捕獲されたツキノワグマ(岡山県提供)

 岡山県は、平成28年末時点のツキノワグマの推定生息数が102~359頭(中央値205頭)だったと発表した。生息数の推定を始めた24年度(中央値109頭)から、4年でほぼ倍増したことがわかった。

 県自然環境課によると、17~28年までの出没件数や捕獲数、エサとなるドングリなどの豊凶調査のデータなどを基に推計。中央値で比較すると、24年109頭▽25年127頭▽26年149頭▽27年178頭▽28年205頭-と毎年20~30頭ずつ増えている。

 出没状況は、24年度56件▽25年度61件▽26年度98件▽27年度87件▽28年度(1月末時点)237件-となっていて、今年度が突出して多くなっている。

 同課によると、東中国地域(兵庫県北西部と鳥取県東部、岡山県北東部)に生息するツキノワグマは環境省のレッドリストで「絶滅のおそれのある地域個体群」と位置付けられ、県は12年度から狩猟を禁止にしている。

 しかし、地元住民らから狩猟禁止の見直しを求める声が上がるなどし、県は29年度から狩猟による捕獲を一部解禁する方針を明らかにしている。

 同課は「絶滅のおそれはないとみており、狩猟期間や捕獲頭数を制限し、人とツキノワグマの共存を目指したい」と話している。

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