産経WEST

色彩鮮やか 原寸大「越前国之図」 福井県立図書館

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


色彩鮮やか 原寸大「越前国之図」 福井県立図書館

展示されている巨大な国絵図「越前国之図」=福井市の県立図書館 展示されている巨大な国絵図「越前国之図」=福井市の県立図書館

 福井藩領を詳細に描いた大絵図「越前国之図」(縦3・98メートル、横4・02メートル)など原寸大の複製の絵図10点を展示する「原寸大!松平文庫 大絵図展」が24日、福井県立図書館(福井市下馬町)で始まった。5月7日まで。

 福井藩の越前松平家から寄託された資料約1万点の「松平文庫」の中にある絵図約300点から史料的評価が高く、美しいものを選び、原寸大でパネルなどに複製して展示している。

 「越前国之図」は貞享2(1685)年に作成された絵図で、実物の絵図(和紙)を分割して収めたデジタルデータをもとに布に染色して複製したもの。越前国の福井藩領内(現在の嶺北や敦賀など)の集落名や寺社名、地名、自然などが描かれている。旧今立町の町場と和紙産地の5つの村落を色彩豊かに描いた村絵図「五箇村粟田部村絵図」(1848~54年)では、各村を色分けし、神社や家の名前などが細かく記され、紅葉や薄墨桜の風景も描かれている。

 今の福井市中央公園や福井神社の付近にあった福井藩主、松平春嶽の屋敷図「御座所御絵図」(1847年)、府中領主の本多家の居館があった府中町(旧武生市街)で寺社や町人屋敷などが描かれている町絵図「府中惣絵図」(1716~36年)などもある。

 同図書館担当者は「原寸大で100年以上前の美しい絵図を見る機会はないのでぜひ見てほしい」と話した。

「産経WEST」のランキング