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自前で製造できず漏洩か 愛知製鋼事件、容疑の元専務ら

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自前で製造できず漏洩か 愛知製鋼事件、容疑の元専務ら

 トヨタ自動車グループの特殊鋼メーカー「愛知製鋼」(愛知県)が開発した磁気センサー「MIセンサ」の情報が流出した事件で、不正競争防止法違反の疑いで逮捕された元同社専務、本蔵義信容疑者(66)らが独立した会社でセンサーを製造できず、必要な装置を外注したとみられることが24日、捜査関係者への取材で分かった。

 同容疑で逮捕された元同社社員、菊池永喜容疑者(63)は「センサーを量産したかった」と供述。県警捜査2課は、両容疑者が漏えい先とされる大阪市の電子回路応用装置製造会社へ量産に必要な装置を発注、納品させることで製造を目指したとみて調べている。

 捜査関係者によると、本蔵容疑者は開発を主導した技術者だった。自ら設立した磁気製品製造会社「マグネデザイン」では設備上の問題などから、製造が難しかったとみられる。

 製品に関する情報は外部に漏れないよう管理されていたが愛知製鋼の工場に出入りし、技術力があった製造会社に納品させた装置を使い試作品を作った。

 愛知製鋼は「MIセンサに酷似している」として刑事告訴。両容疑者は平成25年、愛知製鋼の岐阜県内の工場でMIセンサの技術情報を製造会社に漏らしたとして、23日に逮捕された。

 県警は24日、両容疑者を送検した。

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