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大阪大院教授、起訴内容「間違いありません」収賄認める

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大阪大院教授、起訴内容「間違いありません」収賄認める

 耐震技術に関する共同研究で便宜を図った見返りにゼネコンから現金を受け取ったなどとして、収賄と背任の罪に問われた大阪大大学院工学研究科教授、倉本洋被告(57)の初公判が23日、大阪地裁(矢野直邦裁判官)で開かれ、倉本被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 初公判で検察側は、倉本被告がゼネコン側に「大学の口座に振り込むと、事務経費を引かれて減ってしまう」と働きかけ、学外の口座に金を振り込ませていた経緯を明かした。

 起訴状によると、倉本被告は平成24~28年、大学の承認を得ずに、中堅ゼネコンの東亜建設工業(東京都)、飛島建設(川崎市)と耐震技術に関する共同研究を実施。研究結果を提供する見返りに、両社の社員=いずれも贈賄罪で起訴=から計約780万円を受け取った。

 また25年以降、両社から研究費として計約1400万円を受け取りながら、大学側にこれを隠し、経費として1千万円余りを大学に支出させ、損害を与えたとしている。

 倉本被告は他の共同研究でも鋼線メーカーのJFEテクノワイヤ(千葉市)や中堅ゼネコンの名工建設(名古屋市)から賄賂を受領したとして追起訴されている。

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