産経WEST

【世界を読む】中国、異常な男女比と無戸籍者問題の“歪み”是正は…「一人っ子政策」廃止1年

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【世界を読む】
中国、異常な男女比と無戸籍者問題の“歪み”是正は…「一人っ子政策」廃止1年

旧正月の休暇で駅に集まる大勢の中国の人たち。人口の男女比率など「一人っ子政策」がもたらした問題の根は深い(ロイター) 旧正月の休暇で駅に集まる大勢の中国の人たち。人口の男女比率など「一人っ子政策」がもたらした問題の根は深い(ロイター)

 断トツの世界最多が続く中国の人口に関する昨年末時点の統計がこのほど発表され、昨年1年間の出生数が前年を上回った。35年以上続いた「一人っ子政策」を廃止し、すべての夫婦に2人目の子供を認めるようになって1年。目標の出生数をクリアし、当局関係者も胸を張った。ただ、男性が女性より異常に多い状況が依然高水準にあること、2015年以前は第一子でないことなどから戸籍を持てなかった「無戸籍者」が今も約1300万人いるとされることなど、問題は残っている。長年にわたってできた「ひずみ」の是正は、そう簡単ではないようだ。

出生数7・9%増

 地元メディアなどが報じた中国国家統計局のまとめによると、2016年末時点の中国(台湾、香港、マカオなどを除く)の人口は13億8271万人。1年前に比べて809万人増加した。

 2016年の出生数は1786万人。前年より131万人(7・9%)増加した。死者は977万人。

 出生数については、中国の国家衛生計画出産委員会が一人っ子政策の廃止の効果で1750万人を超えると予測していたことから、同委員会の高官は「家族計画調整が最適の時期に行われ、極めて有効だったことが示された」などと強調した。

 同委員会は、2020年まで出産適齢期の女性が年間500万人ずつ減少する見通しとしているが、出生数については年間1700万以上を確保したいとしている。

男性過多は続く

続きを読む

このニュースの写真

  • 中国、異常な男女比と無戸籍者問題の“歪み”是正は…「一人っ子政策」廃止1年

関連トピックス

「産経WEST」のランキング