記事詳細
暴力団追放に市民団体がのぼり設置 兵庫・淡路
指定暴力団神戸山口組の本部事務所がある兵庫県淡路市で22日、市民団体が暴力団追放を呼び掛けるのぼりを市内に設置した。団体は「市民の意識高揚のきっかけに」と今月中に市内全域に100本ののぼりを立てることを目指している。
市民団体「暴力団追放淡路市民の会」は昨年10月、事務所撤去を掲げ結成された。のぼりは「暴力団はいらない」「暴力団を追放しよう」などと書かれた3種類を用意した。
午前10時ごろから、会のメンバーや市職員ら15人ほどが集まり、市内の国道沿いなどを回ってのぼりを立てた。参加した会のメンバーの男性(63)は「暴力団への市民からのプレッシャーになればいい」と話した。
神戸山口組は平成27年に指定暴力団山口組から分裂。淡路市の事務所で幹部らが集まる会合があり、県警の捜査員が警戒に当たるケースも多い。