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連続36時間勤務、遺品に「重圧かけるな」シール…過労自殺の西日本高速元社員遺族が刑事告訴

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連続36時間勤務、遺品に「重圧かけるな」シール…過労自殺の西日本高速元社員遺族が刑事告訴

自殺した男性の、職場の机の引き出しから見つかったシール 自殺した男性の、職場の机の引き出しから見つかったシール

 寮にあった男性の遺品には、クリアファイルに挟まれた同社の内定通知があった。「大切そうに保管していた」と母親。初心を忘れずに働いていた姿が浮かんだ。

 自殺の約4カ月前には、友人に「忙しいというか、(仕事を)こなせていない」と連絡していたが、家族に不満を漏らすことはなかった。男性は未経験の仕事を多く抱えており、職場に残されたシールについて母親は「(周囲に)言いたかったんちゃうかな」。

 母親に「ごめんなさい。ありがとう」と伝える短い遺書も見つかった。母親は「何もしてあげられなかった」と自分を責めている。

 ■過労自殺 長時間労働や仕事での強い心理的負荷により、鬱病などの精神疾患にかかり自殺すること。電通の新入社員、高橋まつりさんが、27年12月に飛び降りて死亡したことをきっかけに社会問題化した。厚生労働省の「過労死等防止対策白書」によると、27年度に過労自殺で労災認定されたケースは、未遂も含め93件。政府は働き方改革実現会議で、残業時間の規制を急ぐ。労働問題に詳しい専門家らは、仕事が終わってから次の仕事までに一定の休息を確保する「勤務間インターバル規制」の法制化を主張している。

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