産経WEST

連続36時間勤務、遺品に「重圧かけるな」シール…過労自殺の西日本高速元社員遺族が刑事告訴

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


連続36時間勤務、遺品に「重圧かけるな」シール…過労自殺の西日本高速元社員遺族が刑事告訴

自殺した男性の、職場の机の引き出しから見つかったシール 自殺した男性の、職場の机の引き出しから見つかったシール

 弁護士は、業務上過失致死容疑に問える根拠として、電通社員の過労自殺で同社の民事責任を認めた12年の最高裁判決や、それ以降の判例を挙げ、「時間外労働が100時間を超える月が2、3カ月続いた場合は、過労自殺が予見でき回避義務がある」と主張している。

 西日本高速道路は「コメントを控える。労働時間の正確な把握の徹底を会社全体で進めている」としている。

震災経て夢見た道…悔やむ母「何もしてあげられなかった」

 男性は阪神大震災で姿を変えた日常風景にショックを受け、安全な町づくりを志していた。27年2月の自殺後、職場の机で見つかったのは、「丸投げ禁止」「重圧かけるな」と訴えるシール。同社幹部らの告訴に踏み切った母親は「なぜ人間らしい働き方ができなかったのか」と悔しさをにじませる。

 「フットワークの軽い技術者が必要だ」。7年1月の大震災で倒壊した高速道路の映像を見て、中学生だった男性がショックを受けていた姿を母親は覚えている。インフラ整備に関心を持ち、高専へ。同社入社後も「勉強せなあかん」と、大学で都市デザイン工学を学び、首席で卒業。社内報で「道路舗装のスペシャリスト」として取り上げられたこともある。

職場に残されたシール「(周囲に)言いたかったんちゃうかな」と母親

このニュースの写真

  • 連続36時間勤務、遺品に「重圧かけるな」シール…過労自殺の西日本高速元社員遺族が刑事告訴
  • 連続36時間勤務、遺品に「重圧かけるな」シール…過労自殺の西日本高速元社員遺族が刑事告訴

関連ニュース

「産経WEST」のランキング