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【関西の議論】手紙の〝タイムカプセル便〟込められたドラマ…未来の家族や自分へ 預かった「心」を指定月に送るサービス人気

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【関西の議論】
手紙の〝タイムカプセル便〟込められたドラマ…未来の家族や自分へ 預かった「心」を指定月に送るサービス人気

来館者が書いた寄せ書き帳 来館者が書いた寄せ書き帳

 家族や自分に宛てた手紙を預かり、希望する年月に郵便で届けるサービスを行っている施設が、鳴門海峡が一望できる徳島県鳴門市の高台にある。地元のNPO法人が運営する「花見山・心の手紙館」。サービスを始めてこの3月で4年になるが、全国から利用者が訪れるなど、手紙の“タイムカプセル便”は静かな人気を呼んでいる。「うれしいことや辛かったこと。ここにはいろんなドラマがあって涙することも多い」。東日本大震災後のボランティアをきっかけに開館したという同法人理事長で館長の渡辺浩幸さん(79)はそう話す。(井上亨)

働きづめで節約、節約の半生だった

 神戸淡路鳴門自動車道の鳴門北インターチェンジ(IC)で下車し、車で2分ほどの高台に建つ「花見山・心の手紙館」。1階は休憩室、2階に心の手紙を書く専用スペースが設けられている。

 館内にはその時代の出来事を表記したパネルとともに、実際にここで書かれた手紙を紹介するため、利用者から提供してもらった2通が張り出されている。

 うち1通は母親が娘に宛てた手紙で、こう綴(つづ)られていた。

 「働きづめだった父さんと、家事や子育てで精一杯だった母さん。そして、節約、節約の半生だったので、何処にも行けず定年になったらあちこち旅行に行こうと決めていて、今日が待望の初旅行です。3年後の2月にこの手紙が届くはずです。届いたら連絡ください。父さんと母さんと、お前たちの家族とみんなでここに来ましょう」

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