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【関西の議論】かばんから〝小っ恥ずかしい〟「大人のおもちゃ」 警察の所持品検査は「プライバシー侵害」と驚きの賠償命令…現場は震撼

 かばんの中には夜の営みに使う「大人のおもちゃ」が入っていた。「絶対他人に見られたくない」と思った男性は、再三の説得に「見せたくないです」「協力しません」などと抵抗。押し問答を続けるうち、応援のパトカーやバイクが続々と到着した。男性は最終的に6人の警察官に取り囲まれ、パトカー内で説得を続けられた末、検査をしぶしぶ了承した。

 かばんを開け、紙袋に入った「大人のおもちゃ」を巡査部長に見せた。かばんの中に拳銃や覚醒剤など法に触れるものがないことが分かると、ようやく検査から解放された。

 「検査に応じる選択肢しかないような状況に追い込まれた」

 男性は納得できず、県警に何度も苦情を申し立てたが、経緯の説明や謝罪はなかった。このため、代理人を立てず、たった1人で法廷闘争に打って出ることを決意。27年1月、「合意のない違法な検査だった」として県に慰謝料10万円の支払いを求める訴訟を起こした。

「承諾」が原則

 捜査活動は対象者の承諾を得るか否かによって、強制捜査と任意捜査に分けられる。

 承諾がなくともできるのが、逮捕や捜索、差し押さえといった強制捜査だ。ただし刑事ドラマによくあるように、裁判所から令状を取得し、示した上で行う必要がある。

 これに対し任意捜査は、その名の通り相手の承諾を得て行うのが原則だ。逆に言えば、承諾があるため令状の必要はない。職務質問の場合、警察官職務執行法は挙動が不審な人物を停止させ、質問することが「できる」と定めており、あくまで任意捜査だ。一方、所持品検査は法に規定はないものの、職務質問の付随行為と位置づけられている。

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