産経WEST

【芸能プレミアム】「結婚は愛之助さんの年まではしないかな…」 歌舞伎俳優、中村壱太郎

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【芸能プレミアム】
「結婚は愛之助さんの年まではしないかな…」 歌舞伎俳優、中村壱太郎

 壇ノ浦で滅びたはずの平家の武将、知盛が実は生きていて、源義経に復讐の戦いを挑むが、再び敗れ、海のもくずと消える。典侍の局は幼い安徳天皇の乳人(めのと)。知盛とともに船問屋の主人夫婦に化け、義経一行がやってくるのを待つという役どころだ。

 祖父の藤十郎をはじめ、四世中村雀右衛門、坂東玉三郎ら時代を代表する人間国宝らが演じてきた大役。「まさか、いまの自分に回ってくるとは思いませんでした」と驚きを隠さない。

 「帝や平家の運命を背負っているという重さやスケール感、そして滅びの美学を表現できればと思っています」

     ×

 少しでも暇ができると、ふらりと海外に出掛ける。昨年はスペインを旅行。主役を演じた「三代目、りちゃあど」のシンガポール公演にも参加した。

 「普段、忙しくてアウトプットばかり。いろんな場所に行って見聞を広め、インプットする時間がほしいですね」

 26歳とお年頃。同世代の歌舞伎俳優の中でも結婚するメンバーが増えてきた。

 「祖母(扇千景)に会うたびに、『(結婚は)まだなの?』って、せかされるんですよ」と笑う。「でも、僕は、(片岡)愛之助さんの年齢ぐらいまでしないかな」

 となると、あと20年近くある。ファンの方、どうぞご安心を。

(文・亀岡典子 写真・山崎冬紘)

     

 なかむら・かずたろう 平成2年8月3日、中村鴈治郎の長男として東京で生まれる。母は日本舞踊吾妻流宗家、吾妻徳穂。3年、京都・南座で初お目見え。7年、大阪・中座で初舞台。慶応大卒。

 「二月花形歌舞伎」は、25日まで大阪松竹座で上演中。問い合わせはチケットホン松竹(電)0570・000・489。

「産経WEST」のランキング