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製作費3億円!?国内最大の砂時計、鳥取駅前に設置計画 デザインは賛否二分…

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製作費3億円!?国内最大の砂時計、鳥取駅前に設置計画 デザインは賛否二分…

JR鳥取駅前の広場に設置計画が進む「日本一の砂時計」の4分の1サイズの試作機=平成28年5月、鳥取市 JR鳥取駅前の広場に設置計画が進む「日本一の砂時計」の4分の1サイズの試作機=平成28年5月、鳥取市

 鳥取商工会議所が観光の目玉にしようと鳥取市のJR鳥取駅前の広場に、国内最大となる全長6メートルの「日本一の砂時計」を設置する計画を進めている。平成30年夏頃の設置を目指すが、鳥取をイメージしたデザインや3億円を超す費用に、市民からは疑問の声も上がる。

 計画では砂が約1時間で落下し、音や光の演出とともに上下反転する仕組み。砂時計本体を支える外輪は、地元の伝統芸能の傘踊りをイメージした模様になっており、特殊技術が必要な時計本体を除き地元の企業が製作する。

 最大の砂時計は現在、砂の博物館「仁摩サンドミュージアム」(島根県大田市)にある全長5・2メートル。鳥取商工会議所の企画広報課長、横山憲昭さんは「砂丘がある鳥取市に砂時計の日本一も実現したい」と意気込むが、試作機を見た市民の反応はいまひとつだ。

 同商工会議所は昨年5月、鳥取市内で4分の1サイズの砂時計を披露、約3カ月にわたり一般公開した。商工会議所の会員ら182人へのアンケートでは、デザインについて「良くない」「あまり良くない」との回答が全体の51%を占め、「非常に良い」「良い」「普通」の49%と二分した。

 砂時計本体に2億円、風雨を防ぐ建物に1億2千万円の計3億2千万円を要し、多額の費用を懸念する市民もいる。横山さんは「厳しい意見が多数寄せられた。行政の補助金や市民の寄付で費用を賄いたいが、今のままでは難しい」と語る。

 鳥取商工会議所は今春までに、県内や京阪神地域でも追加のアンケートを実施。経済波及効果も試算して計画の見直しを検討するとしている。

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