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「京都市京セラ美術館」に…京都市美術館の命名権で契約締結

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「京都市京セラ美術館」に…京都市美術館の命名権で契約締結

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 京都市美術館(同市左京区)の再整備費用の半分を賄うため導入した命名権(ネーミングライツ)で、京都市は1日、契約候補者に決まっていた京セラ(同市伏見区)と契約を締結したと発表した。市美術館の総称は、再整備が終了する平成31年のリニューアルオープンから50年間「京都市京セラ美術館」となる。

 門川大作市長は「ネーミングライツの支援により着実に再整備事業を進め、市民に喜ばれ、世界に誇れる美術館となるよう全力で取り組む」とコメントした。

 市美術館は、昭和8年に建設。京都で挙行された昭和天皇の「即位の大典」を記念した「大礼記念京都美術館」と名付けられた。日本で2番目に古い大規模公立美術館で、老朽化も著しく、一昨年7月には、展示室内の湿度を制御する2台の空調装置のうち1台が故障。展示作品の保護のため展覧会が一時休止になるなど、再整備は喫緊の課題になっていた。

 こうしたことから、市では昨年6月、本館の外観はそのままに内装を全面的に改修することで、耐震性能の向上や空調・照明設備の全面的更新などを行い、抜本的な展示機能の強化を図る、という再整備についての基本設計をまとめた。

 概算工事費は約100億円で、その半分を賄うために命名権のパートナー企業を募集。京セラが唯一、「創業地である京都の文化への貢献と地域の発展に寄与したい」と応募した。

 美術関係者などでつくる審査委員会は、文化芸術に対する理念や活動実態、市美術館の知名度向上への貢献実績などを審査。昨年10月、市が京セラを契約候補者に決めていた。

 契約締結を受け、京セラは「日本を代表する美術館として、また市民の芸術表現の場として、これまで以上に市民から愛される施設となることを期待しています」とコメントした。

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