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兵庫県内のクマ増加で、保護から頭数管理へ 20年ぶり狩猟解禁

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兵庫県内のクマ増加で、保護から頭数管理へ 20年ぶり狩猟解禁

 兵庫県は、平成29年度から5年間のツキノワグマの対策を盛り込んだ管理計画案をまとめ、県環境審議会鳥獣部会に諮問した。これまで絶滅の恐れがあるとして保護対象としていたが、狩猟解禁の基準である800頭を超えた状態にあるため、シカやイノシシと同様、頭数管理の対象に転換。クマとの共生を目指し、人の生活圏とクマの生息域を分ける「ゾーニング管理」を新たに導入する方針も示された。

 兵庫県は8年度以降クマを保護してきたが、生息数が回復したとして昨年11月、20年ぶりに狩猟を解禁した。

 新たな計画案では、集落とクマの生息域、その間の緩衝地帯の3つのゾーンに分けて、それぞれに応じた対策を行う。緩衝地帯は集落の境界からおおむね200メートルとし、花火を使ってクマを追い払ったり、出没ルートの藪を刈り込んだりすることを想定。集落では捕獲や電気柵の設置、耕作放棄地の解消を目指す。クマの生息域では植生回復などでクマの生育環境を整備するとしている。

 神戸市内で26日に開かれた同部会で、兵庫県は昨年11月15日から1カ月間のクマ猟解禁で4頭が捕獲されたことや、昨年、クマに襲われ3人がけがをしたこと、目撃情報が973件あったことなどを報告した。

 委員からは保護から管理に変更した理由についての質問があり、兵庫県は「クマの生息域が拡大し、人的被害も出ているのでそれを防ぐ目的だ」などと説明した。

 計画案では、狩猟の基準についてはこれまでと同じ800頭を超えた場合と設定。28年1月時点で県内のクマの生息数の推計値は約900頭で、このまま推移すると、今年もクマ猟が解禁される見通しとなっている。

 兵庫県は2月上旬から下旬にかけて県民の意見を聞き、3月に計画を決定する予定。

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