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【西論】大阪ダービー復活 クラブと一丸、地域に活気呼ぶ

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【西論】
大阪ダービー復活 クラブと一丸、地域に活気呼ぶ

【サッカーJ2C大阪対岡山プレーオフ決勝】J1昇格が決まり歓喜する山口蛍(中央)、柿谷曜一朗(中央右)らC大阪イレブン=12月4日、キンチョウスタジアム(甘利慈撮影) 【サッカーJ2C大阪対岡山プレーオフ決勝】J1昇格が決まり歓喜する山口蛍(中央)、柿谷曜一朗(中央右)らC大阪イレブン=12月4日、キンチョウスタジアム(甘利慈撮影)

 サッカーJ1にセレッソ大阪が昇格し、大阪府内を本拠地とするガンバ大阪とセレッソ大阪が対戦する大阪ダービーが復活することになった。大阪の一大イベントの復活は、ナニワのサッカー熱の盛り上がりを予感させる。

 降りしきる雨の中、涙の返り咲きだった。昨年12月4日、大阪市東住吉区のキンチョウスタジアムで行われたJ1昇格プレーオフ決勝。J2のレギュラーシーズンで4位のセレッソが6位のファジアーノ岡山を1-0で下し、3季ぶりのJ1復帰を決めた。

 「みんなで勝ち取った。本当に最高です」。主将の柿谷曜一朗選手は涙声で語った。1年前のプレーオフ決勝で、J1への切符を逃していただけに、選手たちは喜びを爆発させた。

 セレッソは昭和32(1957)年創部のヤンマーサッカー部が母体で、平成7年にJリーグ参入を果たした。選手の育成や若手発掘に力を入れ、香川真司選手(現ドルトムント=ドイツ)らを輩出。これまで3度のJ2降格を経験したが、現在も柿谷選手ら育成組織出身の選手が主力を務めている。

 ◆スタジアムを活力源に

 一方、ガンバは昭和55(1980)年、松下電器サッカー部として創部。平成5年のJリーグ発足時の10クラブ(オリジナル10)のうち、関西唯一のクラブだった。25年、初めてJ2で戦ったが、1年でJ1に返り咲いた。しかも、J1復帰1年目で、3冠(ヤマザキナビスコ・カップ=現ルヴァン・カップ、リーグ戦、天皇杯)を達成する勢いをみせた。

 本拠地は、昭和45年に開催された日本万国博覧会の跡地に造られた万博記念競技場(大阪府吹田市)だったが、新本拠地の市立吹田サッカースタジアムが昨年から稼働。寄付や助成金で総事業費約141億円をまかなったスタジアムは4万人を収容可能とし、ピッチからスタンドまでの距離も最短7メートルと近く、臨場感を堪能できるのが特徴だ。

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