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【ニュースの断面】ニンテンドースイッチ 任天堂“らしさ”取り戻せるか

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【ニュースの断面】
ニンテンドースイッチ 任天堂“らしさ”取り戻せるか

家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」(ニンテンドースイッチ)発表会。体験会会場で紹介されていたSplatoon2 家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」(ニンテンドースイッチ)発表会。体験会会場で紹介されていたSplatoon2

 任天堂が今春、約4年ぶりに発売する新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」は、同社が得意とする「遊び方の提案」を詰め込んだゲーム機だ。近年、販売不振に苦しんだ反省を踏まえ、原点回帰のゲーム作りで復活に懸ける。

 ニンテンドースイッチはテレビにつなぐ据え置き型でありながら、本体やコントローラーを取り外して持ち歩く携帯型としても遊べる。常にゲーム機の新しい遊び方を提案し続けてきた任天堂らしさものぞかせている。

 特徴的なのが、分離できるコントローラー「ジョイコン」だ。内蔵カメラやセンサーで動きや距離感を感知し、振動することで、リアルな感覚を伝える。ライバル社が映像の精細さ、スムーズさで高性能を追求するのに対し、任天堂はあくまで技術の応用・工夫によってゲームの新しい遊び方を提供する戦略だ。

 この戦略には大きな成功実績もある。平成18年に発売した据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」は累計1億台以上を販売する大ヒットとなった。バランスボードやボクササイズで遊ぶ「Wiiフィット」、コントローラーをラケットに見立てて振って遊ぶ「Wiiスポーツ」の斬新さは、女性や中高年層まで取り込み、ゲーム人口の裾野を拡大した。

 任天堂の君島達己社長はニンテンドースイッチについて「テレビゲームのプレースタイルを多様化させる」と強調する。現行ゲーム機「WiiU(ウィー・ユー)」での販売不振を糧に、本来の任天堂らしさの復活が試される。(大島直之)

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