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韓国「独占」の有機ELテレビ市場に日本勢参戦 価格競争で苦戦か

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韓国「独占」の有機ELテレビ市場に日本勢参戦 価格競争で苦戦か

ソニーが今月、米ラスベガスの家電見本市「CES」で出展した有機ELテレビの新製品(同社提供) ソニーが今月、米ラスベガスの家電見本市「CES」で出展した有機ELテレビの新製品(同社提供)

 次世代パネル「有機EL」を採用したテレビの国内市場に、日本の電機メーカーが年内の参入を続々と表明している。富裕層の買い替え需要や平成32年の東京五輪に向けて、新たな市場を開拓する狙いだ。ただ、パネル自体も生産する韓国LG電子の製品や液晶テレビに比べると高価になる見通しで、販売は苦戦する恐れもある。(板東和正)

 ■独占市場に「風穴」

 有機ELテレビの国内販売の方針を示すのは主に東芝、パナソニック、ソニーの3社。東芝は3月上旬から、フルハイビジョンの4倍の解像度がある4Kに対応する有機ELテレビ「レグザX910シリーズ」を国内で販売。パナソニックとソニーも年内販売を予定している。現在、国内ではLG電子がシェアの大半を占めており、関係者は「3社の参入は韓国メーカーの独占市場に風穴を開けそうだ」と話す。

 有機ELテレビは、液晶が不得意としていた細かい明暗表現のほか、視野角の広さや低消費電力などが特徴。家庭向けに適しているが、製造コスト高などから普及が遅れていた。

 ■勝負は技術力

 国内3社は今回、投資コストを抑えるため、有機ELテレビのパネルの自社生産を避け、LG電子に発注するとみられる。

 東芝のレグザX910シリーズの市場想定価格は70万~90万円前後。パナソニックとソニーの価格は決まっていないが、メーン部品のパネルの調達先が同じであるため、大きな価格の差はないという見方が強い。

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