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【熊本地震】心のケア必要、なお千人超 児童生徒調査

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【熊本地震】
心のケア必要、なお千人超 児童生徒調査

 熊本県と熊本市の教育委員会は23日、県内の公立小中高生と特別支援学校の児童生徒を対象とした熊本地震の影響調査で、昨年11月時点で計1247人が不眠を訴えるなど「心のケア」が必要な状態だったとの調査結果を明らかにした。同5月の調査では4277人、同7月は3054人と徐々に減少しているが、児童精神科の医師からは「引き続きしっかり支援する必要がある」との声が上がっている。

 両教委がこの日に開催した合同会議で明らかにした。被害が大きかった地域の約18万人を対象にアンケートで体調を尋ねた上で、スクールカウンセラーが聞き取り調査をした結果、約0・7%が心のケアが必要と判定された。

 熊本県臨床心理士会の江崎百美子会長は「地震1年が近づくにつれて体調を崩す『アニバーサリー反応』が懸念される」と指摘。県教委などは、ストレスへの対処法を児童生徒に指導したり、子供の言動を観察するポイントをまとめた保護者向けのリーフレットを配ったりして対策を強化する。

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