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【経済裏読み】“遅れてきた韓流”が中国人観光客の穴埋め? 東南アジアに頼らざるを得ない韓国の悲鳴

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【経済裏読み】
“遅れてきた韓流”が中国人観光客の穴埋め? 東南アジアに頼らざるを得ない韓国の悲鳴

昨年2月、「春節」の張り紙が掲げられた店で買い物をする中国人観光客ら。今年の韓国ではこうはいくまい=大阪市中央区のツルハドラッグ戎橋店(門井聡撮影) 昨年2月、「春節」の張り紙が掲げられた店で買い物をする中国人観光客ら。今年の韓国ではこうはいくまい=大阪市中央区のツルハドラッグ戎橋店(門井聡撮影)

 中国の春節(旧正月)シーズンを前に、韓国の観光業界が悲鳴を上げているという。昨年7月の米軍による高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備決定の発表後、中国政府が「報復」として韓国旅行を制限しているとされ、従来のような春節特需が見込めそうもないからだ。そんな中、韓国側が注目し始めたのがタイやインドネシアなど東南アジアの国々。背景は韓国ドラマなど韓流の拡散だという。言ってみれば「遅れてきた韓流」に頼らざるを得ない状況に陥ったわけだ。果たして中国人観光客の抜けた穴を東南アジアで埋めることができるのだろうか。

「今年の春節は商売上がったりだ」

 春節を前に、聯合ニュース(日本語電子版)は韓国の旅行業界の関係者の話として「1月に入り、韓国を訪れる中国人観光客の数が減少している」とし、「パッケージ旅行の観光客数が半減した」と伝えた。さらに別の関係者が「『今年の春節は商売上がったりだ』という話まで出ている」と述べ、免税店関係者も「昨年の春節に比べて、中国人客による売り上げは減る」と予想しているという。

 データを見れば歴然だ。THAADの韓国配備決定が発表される昨夏までは中国人客は増加を続け、7月には91万7519人を記録していた。しかし8月以降は4カ月連続で減少し、11月に51万6956人まで減少。中国人客の増加率も前年比で昨年7月は258・9%だったのに対し、8月は70・2%、9月は22・8%、10月は4・7%、11月は1・8%と急速に落ち込んでいる。

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