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【ビジネスの裏側】関空に激震 「親関西」トルコの航空大手撤退、欧州便激減で「ツアーが作れない」

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【ビジネスの裏側】
関空に激震 「親関西」トルコの航空大手撤退、欧州便激減で「ツアーが作れない」

関西国際空港から撤退するターキッシュエアラインズの機体=イスタンブールのアタチュルク国際空港 関西国際空港から撤退するターキッシュエアラインズの機体=イスタンブールのアタチュルク国際空港

 トルコの航空大手ターキッシュエアラインズ(TA)が、1月末で関西国際空港から撤退する。相次ぐテロで搭乗率が落ち込んでいるのが背景だが、TAはトルコ最大の都市イスタンブールを拠点に就航する国数が航空会社で世界一を誇る。TAを使っての欧州やアフリカ方面への乗り継ぎ需要は大きく、旅行会社は「ツアーが作れない」と嘆く。欧州便が激減する関空の長距離便は正念場を迎えている。(藤原直樹)

世界一の空港

 TAは世界119カ国・295都市に就航しており、国数では世界一となっている。欧州方面では大都市だけでなく、中都市や小国の首都にも就航。アフリカや中東も強い。

 機内サービスにも定評がある。日本向けなど長距離便では、エコノミークラスでも靴下や歯磨きセットが入ったアメニティーを配布。搭乗直後にはトルコの郷土菓子も配られる。ビジネスクラスでは、「フライングシェフ」と呼ばれる料理人が搭乗。機内食の調理だけでなく、搭乗者の目の前で配ぜんも担当する。

 また、拠点となるイスタンブールのアタチュルク国際空港は、TAの就航国の多さを背景に世界のハブ(拠点)空港としての地位を確立している。ロンドンやパリなど欧州のハブ空港は複数のターミナルを持つが、アタチュルク空港は主要ターミナルが1つのため短時間での乗り継ぎが可能。免税店や飲食店もほとんどが24時間営業で、深夜や早朝でもにぎわっている。

 旅行会社幹部は「TAは欧州の他の航空会社と比べて料金も割安のため、旅行慣れした人から抜群の人気を集めている」と説明する。

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