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【関西の議論】「撤回せよ!」命名権導入に市民団体が大反発 歴史ある京都市美術館が「京都市京セラ美術館」に…50億円白紙も!?

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【関西の議論】
「撤回せよ!」命名権導入に市民団体が大反発 歴史ある京都市美術館が「京都市京セラ美術館」に…50億円白紙も!?

再整備後の京都市美術館のイメージ図(京都市提供) 再整備後の京都市美術館のイメージ図(京都市提供)

 また、命名権が50年間に及ぶことから、「この間、他の企業からの寄付が得られず、今後の作品の収集が危ぶまれる」と指摘。市に対して命名権の撤回を要求するだけではなく、京セラに対しても命名権の取得について異議を唱える文書も出している。

 命名権に対する反対が出れば出るほど、気になるのは京セラの今後の対応だ。

 50億円もの出資について、株主から「市民が反対するところになぜ出資するのか」と反発を招きかねない。京セラにとって、株主の理解が得られなければ、契約の解除も検討せざるを得ない状況になる。

天然記念物に命名で物議も

 京都市が命名権を取り入れるのは初めてではなく、20年にスタートしている。これまで、ロームシアター京都(京都会館、命名権50年52億5千万円)、わかさスタジアム京都(西京極球場同10年2億5千万円)など9件(1件は契約終了)の実績がある。

 この中でも今回は、「公的な美術館の命名権」というところが反発を招いているとみられる。

 だが、市は命名権の契約に応募できる企業として、市の広告基準に照らして風俗産業、消費者金融、ギャンブル関係は排除した上で、「金額だけで判定するわけではない。文化芸術への貢献、美術館への貢献も重要な基準」「(条件として)京都市という言葉の前に名前を冠しないということを明確にしている」などと理解を求めていた。

 命名権をめぐっては、兵庫県が、ふるさと納税で県に30万円以上を寄付した人に県立コウノトリの郷公園(豊岡市)で飼育するコウノトリの命名権を特典にする-と公表し、批判を浴びた。

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