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トヨタ、米国重視鮮明に〝勝算〟!? トランプ批判かわし、AI自動運転の開発もにらむ

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トヨタ、米国重視鮮明に〝勝算〟!? トランプ批判かわし、AI自動運転の開発もにらむ

北米国際自動車ショーの会場で記者会見するトヨタ自動車の豊田章男社長=2017年1月9日、米デトロイト(共同) 北米国際自動車ショーの会場で記者会見するトヨタ自動車の豊田章男社長=2017年1月9日、米デトロイト(共同)

 トヨタ自動車が米国に今後5年間で1兆円規模の投資をすると表明し、主力と位置付ける米国市場を重視する姿勢を鮮明にした。「米国第一主義」を掲げるトランプ次期大統領の批判をかわし、事態を沈静化したい考えだ。

 米国全体の2016年の新車販売台数は、前年比0・4%増の約1755万台となり、2年連続で過去最高を更新した。景気拡大を背景に中長期的にも成長を期待できるとして、トヨタは「最重要市場」(幹部)とみている。

 トヨタは複数の車種で部品を共通化し、車の性能を底上げする取り組み「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を進めている。日本の工場に続き、米国でもTNGAのための新たな設備を導入する計画だ。今年は米国の主要現地法人の機能を米南部テキサス州に集約する予定もある。

 トヨタは16年1月、自動運転に活用する人工知能(AI)の研究開発を進める目的で、米国に新会社を設立した。自動運転は将来的な自動車の競争力確保の鍵を握る技術で、研究開発の投資も拡大させていく。

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