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不動明王はどこを見ている?…95キロ先、ゆかりの高野山金剛峯寺をにらむ 京都・狸谷山

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不動明王はどこを見ている?…95キロ先、ゆかりの高野山金剛峯寺をにらむ 京都・狸谷山

300年あまり、鋭い眼光で参拝者を迎えてきた本尊・不動明王=京都市左京区の狸谷山不動院 300年あまり、鋭い眼光で参拝者を迎えてきた本尊・不動明王=京都市左京区の狸谷山不動院

 約300年前に京都市左京区の寺院「狸谷山不動院」に安置され、鋭い眼光で信仰を集めている不動明王の石像の視線の先が、和歌山県高野町の金剛峯寺に向いていることが、同院などが行った調査で分かった。最先端の測量技術で調べたところ、約95キロ離れているにもかかわらず、誤差はわずか約100メートル。当時としては考えられない精度で、専門家も「偶然にすぎない」と指摘するが、同院の松田亮海貫主(かんす)(56)は「不思議なことが起きたと思いたい」と感慨深げだ。 (北崎諒子)

 「いったいどこを見ているんだろうか」。きっかけは、松田貫主のふとした疑問だった。

 交通安全やガン封じ祈願などで知られ、「タヌキダニのお不動さん」の愛称で親しまれる同院の本尊・不動明王像は、敷地内にある天然の洞窟(奥行き約5メートル)の奥に設置されている。高さ約150センチ。にらみ付けるかのような鋭い目線が特徴だ。

 享保3(1718)年、朋厚(ともあつ)という僧侶が同院を開いた際、洞窟内に加持祈とうのために安置したとされる。平成30年で安置300年となることを記念し、同院は27年秋から、春と秋の不動明王像の一般公開を始めたが、それまで参拝できるのは地元の人らに限られていた。

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