産経WEST

【なら正月記】もてなしの心が凝縮された茶道 源流で知る

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【なら正月記】
もてなしの心が凝縮された茶道 源流で知る

薄茶を点てる堂後宗邑・表千家教授=奈良市 薄茶を点てる堂後宗邑・表千家教授=奈良市

 茶道といえば、日本文化の代表格。美しい所作にあこがれる一方、縁遠いとも感じてきたが、初釜の時期を控え、奈良町(奈良市)にある「表千家堂後(おもてせんけどうご)茶道教室」で体験してみた。

茶道とはおもてなしと謙譲の心

 「まずは一服どうぞ」。正座をすると、指導役の堂後宗邑(そうおう)・表千家教授(49)にすすめられ、「客」として薄茶をいただくことに。干菓子を食べている間に「亭主」役の生徒が点ててくれる。堂後教授が「茶道はおもてなしと謙譲の心」と話す通り、亭主は茶器一式をふくさで清め、冬は冷えるため茶筅(ちゃせん)や茶碗を湯で温める。

 薄茶を出されると、左隣の人に「お先にちょうだいいたします」、亭主には「お点前をちょうだいいたします」と断ったうえで茶碗を上げ、神仏に感謝の意を示す。茶碗を左手にのせ、右手を軽く添え、時計回りに2度回す。

 口の中に苦みが広がるが、ほのかな甘みも。飲み終わると、右手親指と人さし指で軽く飲み口を拭き、手は懐紙でぬぐう。茶碗を今度は反対に回し、正面を亭主側に戻して置いた。

 釜で湯が沸く音、茶の香り、茶碗の感触…。ぎこちない自分の作法だが、茶の文化を五感で体験できた。

 実は奈良と茶は縁が深い。

続きを読む

このニュースの写真

  • もてなしの心が凝縮された茶道 源流で知る

「産経WEST」のランキング